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【令和7年】

新年号

『代々木』は、明治神宮・明治神宮崇敬会が発行する季刊誌です。我が国の美しい伝統精神を未来に伝えるため、昭和35年より刊行をつづけております。明治神宮崇敬会の皆様にお送りしております。

 [明治神宮崇敬会のお申込み]

 

・  明治天皇と國體 みことのりの精神 佐藤 健二(詔勅研究家)

 

・信仰する心があってこそ 杉 良太郎(歌手・俳優)

 

・ 大使が見た日本と明治神宮 ネパール

 ドゥルガ・バハドゥール・スベディ大使閣下

 

[明治の気概]廣瀬 武夫 岡田 幹彦(日本政策研究センター主任研究員)

 

・ 明治天皇と國體 みことのりの精神 佐藤 健二(詔勅研究家)
・  明治天皇と國體 みことのりの精神 佐藤 健二(詔勅研究家)

明治神宮聖徳記念絵画館壁画『五箇條御誓文』(乾南陽画)

 

四 「教育勅語」の道徳訓

 

  明治天皇の道徳にかける深いお気持ちは、「教育勅語」においてはさらに顕著にされるのである。それは冒頭に、「朕(ちん)惟(おも)ふに我が皇祖皇宗(こうそこうそう)国を肇(はじ)むること宏遠(こうえん)に、徳を樹(た)つること深厚(しんこう)なり」と言はれてゐることからも分かる。天照大神および神武天皇といつた皇室の御先祖が、悠久の太古にこの国を肇めるに当たつて、まづなさつたことは徳を樹てることであつた。「たてる」に「樹」といふ文字を使はれたのは、あたかも樹木が全国を覆ふやうに、道徳といふ精神の樹木を全国に植ゑ広げることを願はれたからに違ひない。代々木の杜もその一つであることは言ふまでもない。

その道徳の中でも、・・・(略)

 

 

※記事抜粋です。『代々木』をお読みになりたい方は、[崇敬会にご入会下さい]

・信仰する心があってこそ 杉 良太郎(歌手・俳優)
・信仰する心があってこそ 杉 良太郎(歌手・俳優)

 

信仰心が深いベトナム

 

――最近、ベトナムの方をお連れになって明治神宮にいらっしゃいますね。

 

 外国からきた方には、まず日本の文化、習慣を感じてもらわなくてはと思ってご案内します。一言でいうと、明治神宮は「人々の思いが集まった場所」だと思っています。

 明治神宮には芸能界に入り、新人の頃からよく参拝していました。結婚式を明治神宮で挙げたということも大きいですね。自宅も近いので、よくお参りします。

 ベトナムはもともと信仰心が深く、神仏に手を合わせる歴史と習慣があります。15年ほど前ですが、・・・(略)

 

 

※記事抜粋です。『代々木』をお読みになりたい方は、[崇敬会にご入会下さい]

・ 大使が見た日本と明治神宮 ネパール  ドゥルガ・バハドゥール・スベディ大使閣下
・ 大使が見た日本と明治神宮 ネパール   ドゥルガ・バハドゥール・スベディ大使閣下

 

ネパールと日本 その繋がり

 

 明治神宮の11月3日の例祭に参列したときにも、そこに生命力が息づく日本の伝統美がありました。同日に境内で奉納された流鏑馬も拝観しましたが、威厳に満ちた形式美と洗練された技術、女性も含めた射手の勇敢さを目の当たりにすることができました。日本の武道、特に剣道はネパールでも人気があります。平成13年、長野県松本市との姉妹都市十周年を記念して首都のカトマンズに道場が建設され、・・・(略)

 

 

※記事抜粋です。『代々木』をお読みになりたい方は、[崇敬会にご入会下さい]

 

・[明治の気概]廣瀬 武夫 岡田 幹彦(日本政策研究センター主任研究員)
・[明治の気概]廣瀬 武夫 岡田 幹彦(日本政策研究センター主任研究員)

廣瀬武夫肖像(廣瀬神社蔵)

 

 廣瀬武夫は慶応4年(1868)、現大分県竹田(たけだ)において岡(おか)藩士の家に生まれた。勤皇の志士だった父から厳格な武士道の教えを受け、明治18年、海軍兵学校に入学し、軍人の道に進んだ。入学したとき父から「正直を本(もと)とし日本第一等の人物になれよ」との励ましの手紙を受けたが、「豈(あに)唯(ただ)日本第一等を期(き)せんや、五大洲(ごだいしゅう=全世界)第一等の人物たらんと期し候心組みにて、孜々(しし=一心に努力すること)勉学以(もっ)て家名(かめい)を揚(あ)げんと存じ候(そうろう)」と返事している。

 卒業後、余念なく忠実に軍務に精励した。広瀬の人柄は申し分なく・・・(略)

 

 

※記事抜粋です。『代々木』をお読みになりたい方は、[崇敬会にご入会下さい]