【令和2年】
新年号
『代々木』は、明治神宮・明治神宮崇敬会が発行する季刊誌です。
我が国の美しい伝統精神を未来に伝えるため、昭和35年より刊行をつづけております。
明治神宮崇敬会の皆様にお送りしております。
・秋篠宮皇嗣同妃両殿下 開館式典にお成り 明治神宮ミュージアム開館
・ 明治神宮百年祭の年を迎えて
・ [連載]聖蹟を歩く 第36回 打越孝明(明治神宮国際神道文化研究所主任研究員)
・ 即位礼当日祭 御記帳所を設け、ふるまい酒で奉祝
・秋篠宮皇嗣同妃両殿下 開館式典にお成り 明治神宮ミュージアム開館
秋篠宮皇嗣同妃両殿下御臨席のもと、明治神宮ミュージアム開館式が10月24日に行われました。
開館式には設計・建築に携わった関係者や来賓ら80人が参会し、黒田泰三明治神宮ミュージアム館長の挨拶、テープカットにつづいて内覧会がありました。
秋篠宮皇嗣同妃両殿下には、2階の宝物展示室と企画展示室をご覧になりました。
明治神宮ミュージアムは10月26日に一般公開となり、初日から多くの方が来館しています。
※記事抜粋です。『代々木』をお読みになりたい方は、崇敬会にご入会下さい 。
・ 明治神宮百年祭の年を迎えて
■天晴れ恥ずかしからぬ青年男子たらんかな
明治神宮造営とは、一つの事件・イベントではなく、全国規模で広がるダイナミズムを持った営みだった。
そこで三つ目のスケールとして、造営を実現に導いたムーブメントの要素に着目したい。
その一つが、渋沢をはじめとする有志の民間団体「明治神宮奉賛会」が結成され、内外同胞の1,000万円におよぶ浄財で神宮外苑が完成したこと。
二つ目は、全国から約10万本の献木で森が造成されたこと。
そして三つ目として、のべ11万人にのぼる全国青年団の勤労奉仕が実現したことがあげられる。地方青年の造営奉仕は、・・・(略)
※記事抜粋です。『代々木』をお読みになりたい方は、崇敬会にご入会下さい。
・ [連載]聖蹟を歩く 第36回
■野辺地湾沿いを往く 明治14年(1881)8月27日、東京を発って29日目、明治天皇は青森県の野辺地(のへじ)を発ち、野辺地湾に沿って進まれました。
平坦な道が続きますが、降り続く雨でぬかるみとなり、難儀な一日となったようです。
随行していた文学御用掛(ごようがかり)の児玉源之丞(げんのじょう)は「泥濘(ぬかるみ)車轍(しゃてつ)を没し、推挽(すいばん)頗(すこぶ)る艱(くるし)む」と日誌に記しています。
推挽とは、車を押したり、引いたりすることです。
戊辰(ぼしん)戦争に際し、藩境に近い野辺地では、津軽藩と南部藩が一戦を交え、戦死者が出ています。
海沿いに遺される「藩境塚」を越えると、平内町(ひらないまち)に入ります。
※記事抜粋です。『代々木』をお読みになりたい方は、崇敬会にご入会下さい。