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【平成25年】

秋号

『代々木』は、明治神宮・明治神宮崇敬会が発行する季刊誌です。

我が国の美しい伝統精神を未来に伝えるため、昭和35年より刊行をつづけております。

明治神宮崇敬会の皆様にお送りしております。

 

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日本文化を次世代に

心游舎(しんゆうしゃ)でやっていることも、子供たちが今はわからなくても、5年後、10年後にあの時大阪天満宮で飲んだお煎茶おいしかったねとか、石清水八幡宮の御花神饌、今までこうやってつくってきたけれども文化を継承する大切なお祭りだったんだ、とわかってくれたらそれはきっと心にずっと残ってゆくものだと思います。そういったことを大切にして、今すぐ結果が出ることでなくても、未来のためにやっていきたいと思います。

 

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三笠宮彬子女王(みかさのみや・あきこじょおう)

昭和56年、寛仁親王殿下の第一女子としてご誕生。学習院大学卒業後、英国オックスフォード大学に留学され、博士号を取得。現在、立命館大学衣笠総合研究機構特別招聘准教授、慈照寺研修道場美術研究員、法政大学国際日本学研究所客員所員に就任されている。平成24年4月、子供たちに日本文化を伝えるため「心游舎」を創設。編者として今年の7月『文化財の現在 過去・未来』(宮帯出版社)を出版。/p>

◆昭憲皇太后百年祭記念◆「昭憲皇太后実録」公刊へ 明治の新事実も明らかとなる画期的資料
◆昭憲皇太后百年祭記念◆「昭憲皇太后実録」公刊へ 明治の新事実も明らかとなる画期的資料

(撮影 伊奈英次)

「実録」が公刊されることによって、ようやく明治の皇后についての本格的な歴史研究が緒につくのだろう、と考えています。「昭憲皇太后実録」は、宮内庁というしかるべき機関が責任をもって編修した史書ですから、本当の意味での新しい歴史の見方や考え方、あるいは史実の探究がこれから始まるのだろう、と思います。

 

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昭憲皇太后実録 公刊委員会専門委員 米田雄介×岩壁義光

聴き手 打越孝明

 

米田 雄介(よねだ・ゆうすけ)

昭和11年、兵庫県生まれ。元宮内庁正倉院事務所長、元宮内庁書陵部編修課長。専門は日本古代史。平安時代、特に摂関制について研究。編著書に『歴代天皇の記録』『摂関制の成立と展開』『奇蹟の正倉院宝物 シルクロードの終着駅』『歴代天皇・年号事典』。昨年の明治天皇百年祭記念出版『明治天皇紀附図』監修者。

 

岩壁 義光(いわかべ・よしみつ)

昭和25年東京都生まれ。元宮内庁書陵部編修課長、学習院大学史料館客員研究員、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所研究員。神奈川県立博物館主任学芸員を経て、平成2年「昭和天皇実録」編修のため宮内庁へ入り、同23年退官。『太政官期地方巡幸史料集成』など多数の編著書がある。

 

打越 孝明(うちこし・たかあき)

昭和35年、茨城県生まれ。明治神宮国際神道文化研究所主任研究員。現在、明治天皇および昭憲皇太后の聖蹟調査を継続中。本誌および同研究所の機関誌『神園』に聖蹟について連載を続けている。著書として『絵画と聖蹟でたどる明治天皇のご生涯』など。

明治神宮と私
明治神宮と私

マンジョット・ベディ

心の底から礼儀正しいところは、日本人の強いところであって、魅力であると思います。「見たことのない瞬間」をつくり、見せるのが僕の仕事なのですが、実は目に見えないところに美しさが存在する。追究してもしきれない奥深さがありますね。

 

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マンジョット ベディ(Manjot Bedi)

インド・ニューデリー出身。外交官の父の影響で世界各国を転々として育つ。17歳で来日。俳優、カメラマン、ディレクターなどの仕事を経て、株式会社ティー・ワイ・オーに入社。数々のテレビCM等の制作に携わる。43歳。