春の大祭 春の大祭

春の大祭 祭典

5月2・3日に「春の大祭」が行われます。
祭典では、世界平和を祈る昭和天皇の御製(ぎょせい)からつくられた神楽「浦安の舞」が舞われます。

5月2日(木) 午前10時 春の大祭 第一日の儀
5月3日(金・祝) 午前10時 崇敬者大祭

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春の大祭 奉祝行事

大祭期間中は、「舞楽」や「能・狂言」などさまざまな伝統芸能が奉納されます。
※雨天の場合、奉祝行事等場所が変更になります。

奉祝行事(予定)
4月27日(土) 午前11時 舞楽 於:神前舞台  
5月2日(木) 午前11時45分 能・狂言 於:神前舞台  
5月2日(木) 午後3時45分 邦楽邦舞 於:神前舞台  
5月3日(金・祝) 午前9時 弓道大会 於:武道場至誠館第二弓道場  
5月3日(金・祝) 午前11時30分 郷土芸能 於:第二鳥居(大鳥居)前特設舞台  
5月3日(金・祝) 正午 三曲 於:神前舞台  
5月3日(金・祝) 午後2時30分 薩摩琵琶 於:神前舞台  

舞楽

4月27日(土) 午前11時 舞楽 神前舞台

4月30日(土) 午前11時 舞楽 神前舞台

奉納/楽友会
※写真はイメージです

「振鉾(えんぶ)」

振鉾は、周の武王(ぶおう)が殷の紂王(ちゅうおう)を討って天下の平定を誓ったさまをかたどったものといわれ、舞楽会(ぶがくえ)の最初に舞われるのを例とし、天地の神々や先霊をまつる意味があるとされています。
左右の舞人一人ずつが舞台に登り、笛と太鼓 および 鉦鼓(しょうこ)だけの伴奏により舞います。

「北庭楽(ほくていらく)」

この曲は、亭子院(ていしいん=宇多天皇・在位887年~897年)の時に、平安宮の不老門の北庭にて作られたと伝えられています。一説には、大国の法で夫婦となる日に、家の北面においてこの曲を奏した、とも伝えられています。
左方の四人舞で、襲装束(かさねしょうぞく)の片肩を袒(ぬ)いで舞います。

「納曽利(なそり)」

高麗から伝わった舞曲ですが、由来などは不明です。「双竜舞(そうりゅうまい)」といわれ、雌雄の竜が楽しげに遊ぶ姿をかたどったものと伝えられ、昔は相撲など勝負事のおりに、勝者を讃えて奏したとされています。右方の二人舞で、舞人は絢爛(けんらん)な打ちかけの裲襠(りょうとう)装束を着け、面を被り、右手に桴(ばち)を持って、破および急を舞います。

「長慶子(ちょうげいし)」

源博雅(980年歿)の作といわれている名曲で、慶祝の意を表す曲とされ、慣例として舞楽会の結びに奏されますが、曲だけで舞はありません。

能・狂言

5月2日(木) 午前11時45分 能・狂言 神前舞台

5月2日(木) 午前11時45分 能・狂言 神前舞台

奉納/能楽協会
※写真はイメージです

半能「弓八幡(ゆみやわた)」

後宇多の院の勅使が石清水八幡宮に参詣すると、弓を捧げる老人に出会います。老人は桑の弓、蓬の矢にて世を治めた物語りをして、自分こそが八幡宮の末社・高良の神であると名乗り姿を消します。
勅使が都に帰り天皇に奏上しようとすると高良の神(シテ)が現れ颯爽と舞い、八幡神の神徳を讃え平和を祝うのでした。
半能の本日は、勅使が奏上するところから演じます。

狂言「鴈礫(がんつぶて)」

野遊山に出かけた大名(シテ)が鴈をみつけて弓矢を持って狙いを定めていると、そこへ突然、通りがかりの男が礫(石)を投げて見事その鴈に命中させてしまいます。
大名は男を引きとめ、自分が狙っていた鴈を横取りされまいと、鴈を置いていけと脅します。
仲裁人の取りなしによって大名は今一度弓矢の腕前を見せるチャンスを得ますが・・・。

■弓八幡

【シテ】内田 成信
【ワキ】野口 能弘
【ワキツレ】野口 琢弘
【笛】八反田 智子
【小鼓】森澤 勇司
【大鼓】佃 良太郎
【太鼓】林 雄一郎
【後見】粟谷 浩之
【地謡】長島 茂 友枝 雄人 佐々木 多門
大島 輝久 友枝 真也 佐藤 寛泰

■鴈礫

【シテ】大藏 基誠
【アド】山本 則秀 大藏 彌太郎
【後見】吉田 信海

邦楽邦舞

5月2日(木) 午後3時45分 邦楽邦舞 神前舞台

5月2日(木) 午後3時45分 邦楽邦舞 神前舞台

奉納/日本舞踊協会、長唄協会
※写真はイメージです

長唄「七福神(しちふくじん)」

長唄の中でも最も古い曲の一つと言われています。「七福神」の名前のとおり、おめでたい踊りとして、よく上演される人気の曲です。古風ながらもにぎやかな趣向も盛り込まれていて、特に間の早いところは、踊りとしての見どころでもございます。

長唄「島の千歳(しまのせんざい)」

明治37年に望月太左衛門の襲名披露で発表された曲で、鳴物は小鼓一調で演奏されるところが特徴です。もともとは演奏のための曲ですが、変化に富んだ曲調で聞かせどころが多く、踊りの曲としても人気があります。上品でしっとりとした雰囲気の演奏と踊りをお楽しみ下さい。

■七福神

立方 藤間 直三

■島の千歳

立方 藤蔭 静寿

【唄】杵屋 幸諷 東音 西垣和彦 和歌山 富朗
【三味線】杵屋 彌太郎 杵屋 五三吉次 杵屋 五之吉
【立鼓】桜間 彦十郎
【太鼓】藤舎 呂雪
【大皷】藤舎 呂秀
【脇鼓】住田 福十郎
【笛】福原 徹彦

弓道大会

5月3日(金・祝) 午前9時 明治神宮奉納遠的弓道大会 至誠館第二弓道場

5月3日(金・祝) 午前9時 明治神宮奉納遠的弓道大会 至誠館第2弓道場

奉納/東京都弓道連盟
※写真はイメージです

郷土芸能

5月3日(金・祝) 午前11時30時 郷土芸能 第二鳥居(大鳥居)前特設舞台

5月3日(金・祝) 午前11時30時 郷土芸能 第二鳥居(大鳥居)前特設舞台

※写真はイメージです

和太鼓奉納(神田支部・TAIKO-LAB秋葉原)

川越祭囃子演奏(川越支部・川越葵囃子連)

神余日吉神社のかっこ舞(館山地区会・神余かっこ舞保存会)

三曲

5月3日(金・祝) 正午 三曲 神前舞台

5月3日(金・祝) 正午 三曲 神前舞台

奉納/日本三曲協会
※写真はイメージです

勧行寺(こんきょうじ)

「作物」、別名「おどけ物」といわれる曲種の一曲です。「作物」は、長らく検校・勾当(こうとう)と呼ばれるプロの演奏家たちが身内の集まりで余興として演奏していた曲種であり、曲ごとに演奏法や歌唱法に特色がみられます。本曲は詞章が早口言葉でできており、三絃の伴奏をつけて早口を語り通す曲となっております。
他の「作物」と同様に作詞作曲は不詳、初出文献は寛延4(1751)年版「琴線和歌の糸」です。

「代々木~YOYOGI~」
四代萩岡松韻作曲
明治天皇御製(千野喜資撰)
(令和2年10月作)明治神宮鎮座百年記念曲

明治天皇は和歌を好まれ、ご生涯に詠まれた数はおよそ十万首といわれています。
「代々木」は、明治天皇が明治45年に崩御の後に、その乾徳(けんとく)を永久に敬いお慕いたいとの願いにより創建された明治神宮の 「鎮座百年記念」の祝賀曲として、令和2年10月に四代萩岡松韻が作曲したものです。
千野喜資により謹撰した御製2首を歌詞としており、箏の本手替手の二重奏に、雅楽三管を加えた編成です。
前歌、手事、後歌、後奏という箏曲の明治新曲の形式を踏み、前奏は「清波」と指示され雅楽の独奏に始まります。全体を通して「波」を意識した手を用い、和歌に込められた明治天皇の公明正大なご精神を尊び、平和を祈念して作曲しました。

よもの海みなはらからと思ふ世に
     など波風のたちさわぐらむ

山の端に降るかと見れば夕立の
     はれゆくあとに入日さすなり

■生田流箏曲「勧行寺」

富山清琴 社中 2名

■山田流箏曲「代々木」

萩岡松韻 社中 14名

薩摩琵琶

5月3日(金・祝) 午後2時30分 薩摩琵琶 神前舞台

5月3日(金・祝) 午後2時30分 薩摩琵琶 神前舞台

奉納/友吉鶴心
※写真はイメージです

曲名:西郷 隆盛(さいごう たかもり)

明治10年、西南の役。
西郷隆盛は故郷、鹿児島・城山で最期を迎えます。
その様子を物語った作品です。