皇后のまなざし

 

明治という時代は開国以来さまざまな変遷をへて近代国家への大きな一歩を踏み出した時代です。 昭憲皇太后は幕藩体制の終焉より未曾有の国難の中、嘉永3年(1850)の御生年、 明治元年(1868)に明治天皇の皇后となられ、 国民の先頭に立ち国造りに精励される天皇を内よりお支えになり、宮中の伝統を守りつつ、皇后のお立場から我が国の近代化にお力を注がれました。 

本展は、新しい時代の皇后として女子教育の振興や社会福祉、 殖産興業の一端を担った洋装の積極的な導入等、 今日の皇室にも受け継がれている昭憲皇太后の御事績の数々を、 明治神宮所蔵のおゆかりの品々をとおしてご紹介いたします。

 

 

【主催】明治神宮

【協力】(一財)明治神宮崇敬会

 ※崇敬会会員は無料で入館いただけます

【会場】明治神宮ミュージアム

【期間】令和7年3月29日(土)~令和7年6月22日(日)

【開館時間】午前10時~午後4時30分(入館は閉館の30分前まで) 

【休館日】木曜日 

 ※令和7年5月1日は開館

 ※令和7年4月26日~5月6日 宝物殿 特別公開 【10:00-16:00(入館は15:30まで)】

【入館料】一般 1,000円 高校生以下・団体 900円

 ※小学生未満無料

 ※小学生以下の入館は保護者の同伴が必要です

 

明治天皇と宮中の文化

 

明治以降の宮中においては、明治4年ごろを境に明治天皇御親(おんみずか)ら先頭に立ってわが国の近代化を図りました。その一環として、日常においても軍服をはじめ洋装をお召しになる機会が増えていきましたが、明治天皇は宮中祭祀(さいし)などにおいては伝統的な装束をお召しになることを定められたのです。明治の宮中文化は、いずれもが洋風化するのではなく、良い所は残すという正に温故知新の気風に象徴され、明治天皇の御物(ぎょぶつ)においても平安時代からの様式を踏襲する装束と新しく制定された服制などが混在しています。

本展では、明治天皇の御物や皇族の御品などの宮中で御使用の品々の中から装束や調度、明治天皇の御宸筆御製や女官が書き残した和歌などを展示する一方で、軍服などの明治の近代化を象徴する品をも展示致します。

御来館の皆様に新旧一体となった当時の宮中文化の一端に触れていただければ幸いです。

 

【主催】明治神宮

 

【会場】明治神宮ミュージアム

 

【期間】令和6年12月21日(土)~令和7年3月9日(日)

 

【開館時間】午前10時~午後4時30分(入館は閉館の30分前まで) 

 ※初詣期間中の開館時間延長あり

 

【休館日】木曜日 

 ※令和7年1月2日は開館

 

【入館料】一般 1,000円 高校生以下・団体 900円

 ※小学生未満無料

 ※小学生以下の入館は保護者の同伴が必要です

 ※崇敬会会員は無料