メニュー
明治神宮ロゴ
メニュー
コラム「大和心」
タイトル

 2月11日の建国記念の日は、極めて意義深い祝日で、国家国民の危急存亡に際して益々その重要性が高まっていくだろう。

 天皇陛下には、宮中三殿に御拝遊ばされた。そして初代・神武天皇をお祀(まつ)りする奈良の橿原神宮では、勅使参向のもとに紀元祭が厳かに斎行されたほか、全国各地の神宮神社では、建国の祭りが執りおこなわれ、多くの国民がお祝いした。(『神社新報』2月22日付号)

 至誠館の門人たちは、明治神宮の10時からの祭典に参列、さらに午後1時からの「日本の建国を祝う会」主催の中央式典や奉祝パレードに参加し、武道修養の精神的原点ともいえる神武天皇建国創業の古(いにしえ)を偲んだ。

写真
紀元祭に向かう神職(平成28年、明治神宮)

 本年の中央式典で注目されたのは、「祝う会」の大原康男会長が、今年が「建国記念の日」制定50年(戦前は紀元節と呼ばれていたが、敗戦後、占領で廃止。昭和41年に建国記念の日として復活)にあたることに触れて、復活に力を尽した先人に対し、改めて敬意と感謝の意を示すと共に、憲法改正への国民運動盛り上げをはかり、式典の政府開催を強く要請したことである。

 一般マスコミでは、こうした神道的伝統行事はほとんど報道されず、神社界唯一の機関紙の『神社新報』ならではの記事となっている。

写真
神輿の渡御で賑う御社頭(平成28年、明治神宮)

 従って若い人たちはこの日の休日が、神武天皇が橿原の宮に即位された祝日という認識がない。また、戦後の歴代政権も、神武創業の神話教育を避けるように国の誕生日をお祝いしないという “国家意識低滞”の異常現象が続いて、現代の日本人の精神状態となっているといえる。

 今年の中央式典でそうした慨嘆を述べ、その精神的低迷をいかに克服するかを提言した2人の女性議員の意見を『神社新報』記事より紹介したい。

中山恭子(参議院議員・日本のこころを大切にする党代表)
 日本は御皇室をいただき、初代神武天皇が畝傍橿原宮で御即位されてから2676年を数え、世界に類を見ない歴史と文化を誇る。日本の人々が日本の心を取り戻し、建国の由来を仰ぎ、建国の日を国を挙げてお祝いする日がくることを心より願っている。
 今日も、通りを歩いても、どこにも日の丸の旗がなかった。この日に街の至るところに日の丸が掲げられるような日を夢見、心に思い描いている。

山谷えり子(参議院議員・自由民主党)
 昨年10月の初めまで国家公安委員会委員長等を拝命していた際には、天皇皇后両陛下が被災地を歩まれ、祈られ、その他にも宮中祭祀のなかで国家の安泰、世界の繁栄、五穀豊穣、国民一人一人の幸せを祈られているお姿を拝することもあり、「これが日本の国柄だ」と思い、またそうした祈りを大切にしながら多くの日本人が生きてきたと感じた。
 また、大臣を務めているなかで憲法改正の必要性も痛感した。日本の美しい国柄が書かれていない前文や九条の改正、家族条項や緊急事態条項の追加の必要性など、どの部分をどういう風に変えるか、国民の議論の深まりが大切になってくる。

 中山・山谷両女史それぞれに敗戦と占領、そして戦後の日本人の“精神空白”を直観しつつ、失われた伝統文化の回復こそ、当面の解決策であることを感知しているように思える。

 神武建国の式典が国家主催で実現するか否か――。

 その実現は、自主憲法制定時の天皇条項に大きくかかわってくるといえるだろう。(み)

-大和心トップに戻る-

サイトマップ お問い合わせ Q&A 明治神宮外苑 明治神宮の結婚式 刊行物の御案内 崇敬会について 武道場 至誠館 国際神道文化研究所 宝物殿 明治神宮へのアクセス 明治神宮の自然、みどころ ご参拝されるかたへ 祭典と行事 明治神宮とは トップページへ 最新情報 至誠館の歩み 図書紹介 入門案内・施設概要・地図 コラム「大和心」 武道とはなにか 寄稿「私と武道」 海外要人の来訪 各課の鍛錬時間 年間行事とお知らせ 国際交流 至誠会(門人の会)便り