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コラム「大和心」


 昭和48年(1973)の開設以来34年が経過して、年間の入門者数は200人前後で着実な増加傾向にあり、累積門人は8100人を超え、門人在籍数は1000人を数える。

 武道教育の重要性は、先の中学校での武道教育必修の報道にもあるように近年の国際社会情勢から高まりを見せているといえるが、本来の武道教育のあり方から見れば体育スポーツ的武道で、最も重要な日本人としての精神探求や修養に重きが置かれた武道ではない。それは当道場の錬成指導の傾向をみても同じである。

 実技四科の参加や教育指導内容と、精神教育としての武学講座への参加の状況は大きな隔たりがあり、未だに精神教育の地盤ができて成果があがる状況には至っていない。これをどう是正して精神性を高めていくか。

 このことは概して、武道場のみでなく、社会一般の精神や時事探求の意欲が低い表れであろう。主催者側の日程調整や参加勧誘が拙いとの批判も考慮しなければならないが、現在の武道修練が技術練磨に偏っていて、文武兼備(両道)の精神探求には至っていないことを示している。



 剣道(一般、少年)と柔道(一般、少年)の門人が近年減少傾向にあるのは当館のみではないが、特に柔道は激減しており、指導員の増加や指導法、門人募集など、それなりの工夫が必要となっている。

 至誠館における弓道は、第二弓道場が全日本弓道連盟の中央道場でもあることから、まさに弓道人にとってのあこがれの場所になっているといっても過言ではなく、全国各地から年間を通じて訪れる人が絶えない状況で、隆盛を呈しているといえる。また至誠館の弓道科も年間60〜70人が入門し、200人の門人がいて盛んである。昨年、国際弓道連盟が発足し、なおしばらくの間、隆昌の傾向が続くと考えられ、この情勢の中で、いま新たなる改善が必要という状態ではない。しいて言えば、頻繁におこなわれている各種講習などに精神講話や神道講話などを取り入れて、明治神宮内苑に全日本弓道連盟の中央道場があることの意味を知らしめることであろう。

 これら三科の動きに比して、門人の6割を占める武道研修科(以下、武研)の動きはかなり広範囲の門人が集っているので今の国民意識の動向を反映している面があって注目すべき点がある。合気道と鹿島神流武術をあわせて多様化してきた武研の形を充実強化して、明治神宮として御祭神の大御心を体し、日本精神の修養を第一とする武道教化を目指してみることも可能ではなかろうか。このことは至誠館創立者たちの理想でもあった。


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