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明治神宮関係
なぜ、参道には玉砂利が敷き詰めてあるのですか?
Answer 外国の人が明治神宮に参拝に来ると、必ずといっていいほど、なぜ参道に小さな石が敷いてあるのか、歩きにくいから必要ないのでは、とよく質問されます。

 日本人には、神社の参道に玉砂利が敷いてあるのは当たり前であっても、外国人にとっては、わざわざ歩きにくいようにしてあるのが不思議に感じられるようです。百科事典ではどのように説明しているのか調べてみると、驚いたことに、玉砂利について説明されたものは、ほとんどないのです。実はそれほどまでに神社の参道に玉砂利が敷いてあるのは、ごく当たり前のことであり、わざわざ事典に載せるほど、特別なむずかしいことだとは考えられていなかったようです。

 言葉の意味からみていくと、玉砂利の玉とは「たましい(魂)」「みたま(御霊)」の「タマ(霊)」と同じ意味と、「玉の声」「玉のような赤ちゃん」というように「美しい」「宝石」「大切なもの」という意味もあります。そして「砂利」はあて字で、本来「じゃり」は細かい石の意味の「さざれ(細石)」からきています。よってミタマの籠もった、美しい・宝石のような・大切な小さい石という意味になります。
 また、境内にある垣を「たまがき(玉垣)」といいますが、これは皇居や神社の垣を特別な垣とした尊称(ほめことば)です。よって神社の参道に敷きつめてある特別な小石ですから、玉砂利も尊称した呼び方かもしれません。

 ところで全国神社の代表といえば伊勢神宮です。神宮にもやはり参道には玉砂利が敷いてあります。そして御正殿(御社殿)のまわりには白石(しらいし)が敷きつめてあります。この白石は、遷宮といって二十年に一度、御正殿を造替するお祭りがあり、その際に伊勢市を流れる宮川上流の河原から、自然のままの汚れていない、きれいな丸い白石を持って来て御正殿のまわりに新しく敷きつめるのです。御正殿とその周辺は最も神聖な場所ですから、最高に清浄にしなければいけません。そのために、きれいな白石を敷きつめるのだとされています。つまり敷くことによってその場所をお祓い・お清めする意味があるのです。

 このように日本では昔から神聖なところは、さらに清浄にするため、きれいな石を敷きつめたのです。ですから玉砂利も、清浄さを保つために敷かれてあるのでしょう。
 鳥居をくぐって参道を進むとき、人は清浄な石を踏むことによってしだいしだいに身を清め、心を鎮めて、最高の状態で祈りが出来るように、気持ちを整えながら神さまのいらっしゃいます神聖な場所へ向かいます。こうした「祈る」までの姿勢の持ち様も、参道の中に込められていて、玉砂利には魂を安らがせ清めるという絶大な効果をもっているのです。

 私たちも神社へお参りする時には、参道の玉砂利を踏みしめながら、心身ともに清め、神前へまことの祈りを捧げることができますように心がけましょう。
 それから、参道の中央は「正中」といって、昔から神さまの通り道とされています。昔の人たちは真ん中を歩かないように心がけていました。私たちもそのようにすることが神さまに対する礼儀といえるでしょう。

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