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御祭神関係
「バンザイ」はいつから唱えるようになったのですか?
Answer 「天皇陛下バンザイ!」「日本バンザイ!」「人間バンザイ!」……
一見、明治神宮と神道には何の関係もないように見えるのですが、ところがこれが大いに関係あるのです。

 「ばんざい」(万歳)を「広辞苑」で引くと、
 @長い年月。よろずよ。
 Aいつまでも生きること。いつまでも栄えること
 Bめでたいこと。祝うべきこと。
 C貴人の死を忌んでいう語。
 D祝福の意を表すため両手をあげて唱えること。
 E転じて、お手上げの状態、すなわち物事に失敗したり、どうにもならない状態になったりすることを  言う語。

などの6つの意味が出ていますが、古代中国・日本では@からCまでの意味で使っていたようです。
 そして日本で最初に「萬(万)歳」の記録が出てくるのは『日本書紀』からです。雄略天皇5年2月、天皇が葛城山に狩にお出ましになられた折に「萬歳」の語が初めて出てきますが、当時は「よろづよ」または「よろづとせ」と読まれていたようで、意味としてもAとBに近いようです。


 時代が下って『栄花物語』には「けふは ばんぜい(萬歳)」とあり、また即位礼やその他の賀宴で奏される神楽「萬歳楽」は「まんざいらく」と読み、神楽歌・千歳の末歌にも「まんざい(萬歳)、まんざい、まんざいや、よろづよのまんざいや」とあって古代・中世にかけては「ばんぜい」または「まんざい」と呼ばれていたようです。そして近世になっても戦国時代に作られた『日葡辞書』には「萬歳」はやはり「ばんぜい」「まんざい」と発音していました。

 つまり古代・中世・近世を通じて「ばんざい」の呼び方が出てこないのが解ります。では、いつから「バンザイ」の言葉が出てくるのでしょうか?

 実は明治22年2月11日の大日本帝国憲法発布式の慶祝の際に「バンザイ」と称されたのが最初です。近代日本の門出とも言えるこの良き日に、宮城外にて陛下をご奉迎するにあたり、どのような言葉で陛下に対し慶祝の発声をしたらよいか議題が上がったのです。

 なぜかと言うとそれまで日本には一同で慶賀を発声する統一された言葉がなかったからです。ところが西欧においては君主や大統領が通るときに帽子やハンカチを振りながら、「Hurray!(フレー)」と言ったり、式場では「Long・live・the・King!(ロングリヴザキング)」「Long・live・the・Queen!(ロングリヴザクウィーン)」(王バンザイ・女王バンザイの意味)またフランスでは「Hourra・le・France!(ウィララフランス)」(フランス バンザイの意味)と唱えていたんですね。ですから日本でも統一した祝福の言葉を考えようという事になったのです。


 はじめ文部省から「奉賀」という案が出ましたが、続けて発声すると「ピン」とこないのですぐに「ダメ!」となりました。次に臨時編年史編纂掛のほうから「萬歳」の提案が出て、それでいこうとなったのです。しかし「ばんぜい」では「パット」しない。また「まんざい」では漫才みたいで厳粛さがない。

 そこで後に文部大臣・東京帝国大学総長になった外山正一博士の意見で漢音と呉音を交えて「バンザイ」としたらどうかという意見が出て、協議の結果全員一致で賛成となり、いよいよ11日の当日、発案の外山博士が音頭をとって二重橋外において陛下奉迎の際、声高らかに「バンザイ」を発声したのが最初でした。


 以来「バンザイ」は世界に通用する祝福の言葉となったのです。
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