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御祭神関係
なぜ、7月20日に「海の日」の祝日が制定されたのですか?
 Answer
 平成7年「国民の祝日に関する法律」(祝日法)が改正され、平成8年から7月20日の「海の日」は「海の恩恵に感謝し、海洋国家の繁栄を祝う」趣旨により祝日となりました。


 ところでなぜ、この日が選ばれたのでしょうか? 
 
 明治9年(1876)6月2日、明治天皇さまは東北・北海道御巡幸
※1にお出かけになられました。埼玉・茨城・栃木・福島・宮城・岩手・青森の各県を御巡幸されたのち、7月16日青森から御召艦※2に御乗船され、函館を経由して20日横浜へ御帰着されたのでした。『明治天皇紀』によれば、3日間荒波のため動揺はなはだしく、遅れて夜の8時すぎに入港したそうですが、明治天皇さまは終始“端然”としておられ、港で待ち受けていた人々を安心させたそうです。

 これを記念して昭和16年に「海の記念日」が制定され、平成8年から「海の日」として祝日となったわけです。

 またこの時に御乗船された御召艦は、灯台巡視船「明治丸」です。明治6年に英国グラスゴーのネピア造船所に発注して、伊藤博文が「明治丸」と名付けました。8年2月横浜に回航され、その後灯台巡視船として活躍し、明治天皇さまの御巡幸に際しては東北・北海道御巡幸を初めとして数次にわたって御召艦となりました。

 この他小笠原諸島や硫黄島の領有権調査にも活躍し、明治29年に現役を退き、商船学校(東京商船大学の前身)に譲り渡された後は、係留練習船として、以来50余年にわたり5千人以上に及ぶ海の児を育てました。終戦後昭和26年まで米国軍に校舎と共に接収され一時荒廃しましたが、昭和53年5月、我国に現存する唯一の鉄船(現在の船は鋼船)であり、造船技術史上貴重な船として国の重要文化財に指定されました。その後文化庁及び東京商船大学の手により修復が行われ昭和63年1月に完了し、現在同大学に保存されています。

 毎週火・木曜日(午前10時から午後3時まで)に一般公開されていますので是非見に行ってください。
 
 「海の日」を通して「海の恩恵に感謝」する気持ちと、明治天皇を中心に国民が一致協力して世界に雄飛した明治の時代を敬慕し、その精神を偲びながら新しい時代に向けて進んで行きたいものです。
※1巡幸 巡幸天皇が各地を回ること。
※2御召艦 御召艦天皇・皇后および皇太子の乗用艦。
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